Poem

#001-#010


#010- 結局、2人とも強情なんだ。素直になれなくって。
     ( 好き、嫌い、大好き、大嫌い、愛してる )( 今日だけで何回目のもう1度だろう )

#009- 染み付いた珈琲の匂い。珈琲なんて大嫌いなのに。
     ( 甘い毒の味がする )( 大好きな味がする )

#008- ああ、見付けてしまった。もう探しちゃいけないって決めてたのに。
     ( 忘れていたんじゃない )( いつまでも片隅に残ってる )

#007- 約束だからハロー。そしてまたグッバイ。
     ( 繰り返しの日々 )( 永久の別れは不要なのさ )

#006- ハローもグッバイも。ありがとうもごめんなさいも。
     ( まだ伝えてない )( だから勝手に居なくならないで )



#005- 鈍い痛み。鍵を掛け忘れたのは1人じゃないから。
     ( 早く帰って来てよ )( 退屈で眠っちゃうよ )

#004- 空はまたとない紫色。降り続く雨。
     ( ハロー )( もう少しだけ寂しがり屋の側にいろってさ )

#003- 好きだった。今はたぶん愛してる。
     ( おやすみ )( 今日の終りにもう1度だけ絡み合おう )

#002- 大音量のスピーカー。ぎゅっと閉じたままの目に覆い被さる感覚。
     ( いっだってぎこちないくせに )( 先に眠るっていったくせに )

#001- 確にあるのは響く声と切れ長で垂れた目と。苦い珈琲。
     ( グッバイ )( 最初から望んでいたんだ )